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今月の短歌 10月

ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 ゆく秋の雲は浮かびぬ陵(みささき)の山の木立をめぐれる池に 秋寒き薬師寺の道うすき日はついぢの上の雑草にさす   …

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今月の短歌 9月

思ひは思ひを生み歎きは歎きを積み、ふか夜こほろぎ 佐佐木信綱『山と水と』   7月、8月と、信綱と門人、下村海南の終戦間際の歌を紹介したが、今回は終戦後間もない …

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今月の短歌 8月

赤くこげし焦土の中ゆところところはつはつに芽ぐむ青葉の光 下村海南『終戦秘史』  前回、信綱と門人下村海南の俊成忠度に擬した「西山歌の別」にまつわる歌を取り上げ …

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今月の短歌 7月

筆とりゐし歌稿をおきて物がたり又もみ國の運命(さだめ)にうつる 友黙し我ももだして丘の上の三もと老樟の夕ばへ仰ぐ 坂路下る友の姿を見まもりぬ又逢はむ日はいつの日 …

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今月の短歌 6月

ほほゑめばはつかに見ゆる片ゑくぼトマトが赤き白がねの皿 佐佐木信綱『新月』   『新月』は、大正元年、信綱が41歳のときに刊行した歌集である。珍しいト …

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✿第47回顕彰歌会作品募集!顕彰歌会よりご応募ください

詳しくは上記メニュー《顕彰歌会》のページをご覧下さい  

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今月の短歌 5月

ふみ 行かむいばらの道とかなしみしをみなを今にしのびけるかな 斎藤茂吉『白桃』  今回は信綱の歌ではなく、信綱が茂吉に詠ませた歌である。茂吉の題詞には「『静』賛 …

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今月の短歌 4月

新墾(にひばり)の歌の廣野のわか草の花さく春になりにけらずや 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』    明治42年、信綱37歳の4月に開催された竹 …

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今月の短歌 3月 

今の世の美しきものアルミナの回転機の雪と清女は書かむ 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』    『作歌八十二年』の昭和18年3月の条に、「蒲原及び …

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今月の短歌 2月

四十年(よそとせ)をあゆみは来(こ)しかとこしへにつららく道の数歩(すうほ)に過ぎず 佐佐木信綱 『瀬の音』   昭和12年、信綱66歳の2月の詠で、 …