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今月の短歌 2月

四十年(よそとせ)をあゆみは来(こ)しかとこしへにつららく道の数歩(すうほ)に過ぎず 佐佐木信綱 『瀬の音』   昭和12年、信綱66歳の2月の詠で、 …

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今月の短歌 1月

うつる世に移らざるものナビイの歌ふしおもしろううたふを聞けば                                 佐佐木信綱 『秋の声』   『作歌 …

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今月の短歌 12月

ゆるぎけむ白嶺(しらね)おろしにいざいざと吹き立てられて君も来つらむ  橘曙覧 『志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集』   今回は、橘曙覧(たちばなのあけみ …

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今月の短歌 11月

わが歌をあつめしふみの奥がきは君が書ゝんといひけん物を 佐佐木信綱 (『逍遥遺稿集』より)   「君」とは、慶応3年伊予の国の生まれで、信綱より5歳年 …

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今月の短歌 10月

月の色と水の光と倶に皓皓(しろ)し巌頭半夜一人の僧 佐佐木信綱『山と水と』   漢文訓読調のちょっと硬い感じのする歌であるが、信綱の歌の中ではよく知ら …

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佐佐木信綱顕彰歌会の短歌募集を終了しました

第46回佐佐木信綱顕彰歌会の短歌応募は、終了しました。 一般の部305名、小学校の部1,988名、中学校の部3,397名、 高校の部6,844名、合計12,53 …

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今月の短歌 9月

夕されば山霧おりてかや原の萱のなびきの音かそけしも 佐佐木信綱『常盤木』   大正4年秋、信綱44歳、箱根を訪れたときの連作の中の一首である。この歌から思い起こ …

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今月の短歌 8月

白がねの千筋の征矢(そや)は湯の山の緑の盾をよこしまに射る 佐佐木信綱『佐佐木信綱――作歌八十二年』   「湯の山」とは、ここでは箱根の山をいう。『作 …

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今月の短歌

新しき家ゐに我を見出だしし移転(わたまし)の夜の清き月かな 佐佐木信綱『常盤木』   明治45年の7月に、信綱は神田小川町の家が手狭になって、本郷西片 …

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小学生による信綱かるたイメージ画展終了

小学生による信綱かるたイメージ画展が開催されました。