影うつす はつかり見れハ紙屋河 すき入れニける こゝちこそすれ 斎藤緑雨の信綱宛の書簡に見える弘綱の屏風歌 今月は信綱の父、弘綱の歌である。昭和62年より鈴鹿 …
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秋の風町かどをまがる風呂敷の中に時うつぼんぼん時計 佐佐木信綱『豊旗雲』 昭和3年、信綱57歳の作である。風呂敷の中にぼんぼん時計を包んで町かどを曲がるのは誰 …
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見るままに清く静けくうるわしく果は悲しき嶺の上の月 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』 明治35年、31歳の8月に信綱は二人の大学生とともに強力を伴い、富 …
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萬葉(よろづは)の道の八十隈ゆき行かむ岩根木根立(きねたち)こごしくありとも 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』 『作歌八十二年』の昭和9年7月の項に「帝国 …
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令和4年7月1日より短歌を募集します。皆様からのご応募お待ちしております。詳しくは上記メニュー《顕彰歌会》のページをご覧下さい。
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月かけも花も一つにみゆる夜は大空をさへ折らむとそおもふ 紀貫之 寸松庵色紙 5月に引き続き『佐新書簡』から引いた。昭和21年6月29日付の書簡に、「近来の大い …
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吾はもよよき画をみたりをち水に笑める博士のよき画をみたり 佐佐木信綱『佐新書簡』 『佐新書簡』に、おもしろい歌が載っていた。昭和23年5月30日付の新村出への …
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ますらをの其名止むる蒲桜更にかをらむ八千年の春に 佐佐木信綱 石薬師時門前 蒲桜脇歌碑 石薬師寺の門前近く …
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春の水ゆたに流れてゆくらゆくら春の帆つづく利根の大川 佐佐木信綱『思草』 「ゆくらゆくら」という語は、最近はあまり使われないが、万葉集にはよく出てくる形容動詞 …