未分類 2018年10月30日
もやしろし老杉がもと吾が憶良狭野のをとめと語りつつや来る 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』 この歌は、信綱の自伝『 …
未分類 2018年09月30日
ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 ゆく秋の雲は浮かびぬ陵(みささき)の山の木立をめぐれる池に 秋寒き薬師寺の道うすき日はついぢの上の雑草にさす …
未分類 2018年09月01日
思ひは思ひを生み歎きは歎きを積み、ふか夜こほろぎ 佐佐木信綱『山と水と』 7月、8月と、信綱と門人、下村海南の終戦間際の歌を紹介したが、今回は終戦後間もない …
未分類 2018年08月01日
赤くこげし焦土の中ゆところところはつはつに芽ぐむ青葉の光 下村海南『終戦秘史』 前回、信綱と門人下村海南の俊成忠度に擬した「西山歌の別」にまつわる歌を取り上げ …
未分類 2018年07月01日
筆とりゐし歌稿をおきて物がたり又もみ國の運命(さだめ)にうつる 友黙し我ももだして丘の上の三もと老樟の夕ばへ仰ぐ 坂路下る友の姿を見まもりぬ又逢はむ日はいつの日 …
未分類 2018年06月01日
ほほゑめばはつかに見ゆる片ゑくぼトマトが赤き白がねの皿 佐佐木信綱『新月』 『新月』は、大正元年、信綱が41歳のときに刊行した歌集である。珍しいト …
未分類 2018年05月02日
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最新情報 2018年05月01日
ふみ 行かむいばらの道とかなしみしをみなを今にしのびけるかな 斎藤茂吉『白桃』 今回は信綱の歌ではなく、信綱が茂吉に詠ませた歌である。茂吉の題詞には「『静』賛 …
未分類 2018年04月01日
新墾(にひばり)の歌の廣野のわか草の花さく春になりにけらずや 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』 明治42年、信綱37歳の4月に開催された竹 …
最新情報未分類 2018年03月01日
今の世の美しきものアルミナの回転機の雪と清女は書かむ 佐佐木信綱『佐佐木信綱 作歌八十二年』 『作歌八十二年』の昭和18年3月の条に、「蒲原及び …